今回、撮影に協力してくれたのは川西さん。ロジリカの運営会社にはいくつかの事業部があるのですが、ほかの事業部の社員の一人です。コーディネートの相談を受けたので本日はそれを全公開します。
まず、いまの川西さんのスタイルをBeforeとして掲載します。
「スウェット+黒のストレートパンツ+白スニーカー」Yラインシルエットですね。筋肉質の方に多い王道スタイル。インナーとして着ているトレーニングシャツがはみ出ているのを恥ずかしがっていました。
まずは相談者と対話しながらいろいろとヒアリングしていきます。
スタイリングの紹介と、好きなスタイルのすり合わせ
ザ・王道スタイル
川西さんのような筋肉質、所謂マッチョ体格であれば、王道・定番でいくとこういったコーディネートになるのではないでしょうか。
https://pin.it/75ozDLVoS Pinterest
「白スニーカー、スキニージーンズ、パーカー、アウター」のような、体格良い方であれば一度は辿りつくであろうコーデ。
ただ、これは組み合わせ的にワンパターンになりがちで、まさに川西さんはここにつまらなさを感じて相談されてきたのかなと。
王道にアイテムをプラスしたスタイル
BOSSとパートナーシップを締結してからの大谷さんは、身体が大きい方にとって良いロールモデルになるのではないかなと思っています。
大谷がキャンプ地で再出発 ダルビッシュらもチームへ. 産経新聞. 2013-03-24, https://www.sankei.com/article/20230324-4ESIMUFGAVK4ZKCTQZB7II3H3Y/, (2024-11-30) 産経ニュース
おしゃれさを醸成するポイントとして、
・細すぎないパンツ(ぴちぴちはNG)
・がっつりボリュームあるスニーカー
・ワンポイント小物(キャップやニット帽、サングラス、アクセサリーなど)
あたりを意識すると良いのではないかなと思います。
しかし、これらの王道スタイルベースはいまのスタイルとほとんど離れておらず、川西さんの意向としては「がっつり雰囲気を変えたい」だそう。
ロジリカが提案するコーデ
なので前述の王道とは雰囲気の違うコーディネートを提案したいと思ったときに思い浮かんだのが北欧スタイルでした。
イタリアの高級ブランド、エルメネジルド ゼニアの2023年秋冬コレクションのショーに出席したミケルセンが格好良すぎますね。
Mads Mikkelsen won't stop dressing like a Bond villain
https://www.gq-magazine.co.uk/fashion/article/mads-mikkelsen-armani-autumn-winter-2023 British GQ
これを実現するためのアイテムを、ユニクロ・GU中心に探していきます。
ブラック主軸コーデの案
■アウター:コート
Iラインを作りにいきたいのでロング丈のアウターをチョイス。
■トップス:黒のタートルネック
スタイリッシュに見せるために首元を覆うことができるタートルネックを着るか、マフラーやストールを巻きたいです。
■パンツ:ワイドパンツ
今回のコーデに対して最適解を出すのであれば他にベストはありそうですが、着回しなどの汎用性を考えてワイドパンツを選びたいと思います。
■靴:レザーシューズ
正直、あまり目ぼしいアイテムは見つからなかったのですが、強いて選ぶのであればリアルレザーのシューズでしょうか。
いざ、買い出しへ
タートルネックのトップス選びに悩みました。メリノウールだと記事が薄く、ボディラインがくっきり出てしまったので今回は不採用でした。ユニクロ大感謝祭だったこともあり、カシミヤタートルネックセーターを採用。
ユニクロとGUをまたいで買い物をしたため、トータルコーデの試着ができず少し不安は残りつつも無事、お買い物は終了。
個人的な話をするとワイドフィットチノはめちゃくちゃ気になりました。これまでにユニクロは数々のチノパンツを販売してきましたが、今季のチノは間違いなく一番の出来だと思いました。バナナ型なのでワイドながら上品でしたね。
ただ、パンツは川西さんの所持物であるワイドタックパンツを採用。ネイビーでしたが意図したテイストは実現できると判断しました。
補足
今回は汎用性も重視して選びました。川西さんのふだんのスタイルが王道スタイルだったため、いきなりスタイルチェンジを行うと着こなしが難しくなってしまいます。
しかし、今回の購入品であれば、スニーカーで外すこともできるし、トップスはスウェットやパーカーを着てカジュアルにしてもGOODです。コートは一着持っているとかなり便利です。トップスやパンツをほとんど選ばない相性の良さを持っています。フォーマルでもカジュアルでも活躍します。
完成したコーディネートがこちら
さっそく着用してもらいました。
ガタイの良さはうっすらわかる程度に、かなりスタイリッシュな印象へ。シルエットが大きく変わりましたね。
コートを脱いでも、首元に高さが出ているのでスタイリッシュな印象は残ったままです。パンツも黒であれば、なお引き締まった印象が出ると思います。
アクセサリーに関しては、ブレスレットとリングを一点ずつ。全身が黒ですと、アクセサリーをつけている箇所はかなり目立ちます。その場合、上下や左右に目線が散るように配置してしまうとまとまりが出ないため、片方の手元に集中して取り入れました。
ちょっと長めのプレーンなネックレスをする人もいそうですが、大人っぽさが欠けてしまったり、ちょっとチャラい感じが出てくるかなと思います。
まとめ:本人談
未開拓・初挑戦のスタイルで且つ、気に入ってもらえたようでご満悦の様子。
余談ですが、私物のパンツがくちゃくちゃに丸まって保管されていてシワシワだったので、これからは洋服もていねいに保管してくれることを祈ります。笑