ジュエリーデザイナーやフォトグラファーなど私たちは言語化が得意ではない職種の者が多く、だからこそファッションジュエリーをデザインとして表現したり、写真で表現したりすることがメインだったりもするのですが、「先月はこんなことやっていました」「いま、こんなことを考えていますよ」というのを文章でお届けする役割も必要かなと思い、お喋りなスタッフである私たちが毎月のマガジンという形で「ROZILICAさんぽ帖」というものを発行していくことにしました。
雑誌は通常だと4月に5月号が出るかと思いますが、私たちは振り返りなので月の始めに先月の号を発行したいと思っています。「4月のロジリカのことが知りたい→4月号」とわかりやすく設計したかったのです。
最新号がさっそくバックナンバー的な扱いになるのも、それはそれでかわいいかなと。
新しく事務所を借りました
実は私たちのオフィスは「デスクワークをするところ」と「撮影スタジオ」の2拠点あるのですが、ファッションジュエリーを日常のなかでもっと使ってもらいたいという思いから、日常に近いところで発信していく必要があると考え、3拠点目としてマンションの一室を借りました。
今後は私たちの好きな家具・服なんかをよりわかりやすく伝えられる空間づくりができるよう、慎重に選定しながら進めていけたらと。
と言いつつ、ソファだけ購入しました。まるでパンのようにむちむちで可愛かったので、一目惚れです。
生産工場の多角化
いままでデザイナー水谷が一人で運営していたころは、日本国内の特定の取引先にて発注を進めていたのですがそれをやめ、日本国内然り、海外の工場との取引も始めました。
これまでロジリカは素材の品質や技術を買ってMADE IN JAPANを謳ってきましたが、昨今は特定の分野を除けば世界各国の品質・技術は日本を過信してはいけないレベルになってきたと感じています。
また、かねてよりシルバーや金の取り扱いを増やしたかったものの、日本国内では原材料はもちろん、加工などの間接コストも高く製作に踏み切れなかったこともありました。更には複雑すぎるデザインは国内で断られることが多く、これまで実現できずに断念したことも多々ありました。
私たちは「テンションあがる」ファッションジュエリーづくりが根幹としてあるので、宝石類が必然的に増えてきました。宝石類を取り入れることを視野に入れてからというものの宝石・天然石についてより深く勉強してきました。やっぱり宝石ってテンションが上がりますよね。必要な素材・デザインに応じて生産場所を変えていますが、直近ではインドとの取引が増えてきました。
インドの宝石商はかなり知見もあり、天然石の輸出額や輸出量でいうとインドや中国はトップに躍り出ます。
実際、すでにインドにて製作を進め、販売前に耐久テストを行うなかで、コーティングなどの加工技術も高く、問題ないと踏み切るところまでこれました。
書評マガジン開始
社内の本好きメンバーによる書評マガジンを開始しました。
「私はロボットでないことを証明するROZILICA的書評」というタイトルです。このAI時代、本の要約も容易くなったなかで、いかに人間的に本の魅力を伝えられるかを考え抜いた先にあったタイトルです。
そしていかにコスパという観点から読書を遠ざけるか。手段としての行為ではなく、目的としての読書。いかに読書そのものを目的とするかに焦点を置いています。
すでに何本か更新されています。月に2回ほど更新予定です。
本のしおりをつくりました
書評マガジンの取り組みに伴い、本のしおりを作りました。これはロジリカでお買い物をした皆さまに今後プレゼントすることにします。
弊社のイラストレーターが描いたロジ猫（勝手にそう呼んでいます）なので完全にオリジナルです。カラー展開は2種。グレーは幾何学的なデザイン、ネイビーはロジリカのロゴが胸の部分に入っていて、リボンをしているみたいでかわいいです。
いかにも「本のしおり」という形ではなく、どのように使っていただくのも自由なんですが、本から顔を覗かせてくれるよう設計しました。
今後の入荷予定
いまストアに並んでいる最新の商品ですが、発注を最初に行ったのは昨年の11月終わりごろです。発売開始できたのは3月末でした。
必ずしも4ヶ月かかるわけではありませんが、デザインが完成してからもかなりの日数を要します。今年の６月末〜７月頭くらいからは短いスパンで新作リリースしていけるよう体制づくり・調整をしてきたので、新作登場まではもうしばらくお待ちいただけたらと思います。
ROZILICA一同、テンションがあがるもの・ことをたくさん発信していけるよう努めていますので、ぜひぜひフォローしてチェックしてみてください。
